住宅ローンを組んだ後、新規で融資を受けることは出来るのだろうか？

都心では中々新築一戸建てなんてものは建てにくい昨今の土地事情なわけだが、ちょっと電車で一時間も田舎に向かえば土地なんて腐るほど余っているのもまた事実。一時間電車に揺られればいいだけなのだからと、あなたは職場よりもちょっと離れたところに念願のマイホームを建てるべく、土地を購入した。けれどここで資金は尽きてしまうことになったのだが……果たしてあなたはここからまた、貯金をためにためてマイホーム購入まで歩き続けるか、それとも誰かの助力を仰ぐのだろうか。

通常の人であればここで土地まで用意出来たのだからとそのままマイホーム購入に向け、歩きだすはずである。ならばどうするか、だが、あなたはここで銀行に話しをしにいった。住宅ローンを組めないかと相談に行くわけである。あなたの奥さんでもいいし、旦那さんでもいいだろう。伴侶を連れて銀行に出向いたあなたはそこで住宅ローンの申請をして帰ってきた。

そんな折のことだ、突然の不慮の事故が起きたとしよう。それも、自分では無く、親や子供などにしよう。あなたは働けるものの、突然の事態にお金が一気に飛んでいくわけである。お金は土地購入でほぼゼロ。そして現在、銀行に住宅ローンの申請まっただ中だ。そんな時に別で借金なんて出来るわけがない。あなたは家族が退院してくる時、その時に金銭の発生があることを知っていたため、どうするべきか頭を悩ませることになってしまった。

では質問だ。住宅ローンの申請がこの後降りたとしよう。銀行はよそで……つまりは消費者金融などから借り入れをしているような人物には、住宅ローンを組ませないのは当たり前なわけで、そうしたことからもよそで借り入れなんてとてもじゃないが出来ないと考えてしまうだろうが、あなたには来月の給料日までのお金がどうしても必要だ。その日の給料でなんとか返済出来る目処は立っている。

だから何とかしてどこかからお金を借り入れたいのだが……果たして、それは可能なのだろうか？それも、住宅ローンを解約せずに、である。

正解は、住宅ローンを解約せずに、出来る、だ。住宅ローンはあくまでも、その審査が通るまでにどこかよそから借り入れしていなければ借り入れ出来るものであり、先に借り入れしていたとすれば申請そのものが通らないものなのである。では住宅ローンがこの後どうなるかと言うと、あなたが住宅ローンとは別で借り入れしたとしても、審査が一度通ってしまえば問題は全くないのだ。ということは、解約だと銀行側から迫られる心配がない、ということなのである。

けれど注意したいのは総量規制である。これにより銀行で借り入れ分でこの規制値に入ってしまえばどうにもならなくなってしまうのだ。借り入れたい場合はきちんとそうした数字を調べてからやろう。