銀行?保証協会?緊急融資についてみんなが知りたいこと

あなたは緊急融資というものをご存じだろうか?申し込みの期限としては2010年3月までだったものだが、一体どういうものだったか知らない、参考までに聞いてみたいという声を耳にしたためしたためてみることになった。似たような政策が今後出て来ないとも限らないため、知らないけれど興味がないと言う人も一度読んでみるのもいいかと思う。

あなたがこの緊急融資というものを受けたいと望んだ時、最初に必要となるのは当然、それがどこで受けることが出来るかである。これは基本的にあなたが個人だとしたら起業している個人経営者であるという前提に基づくものだが、この経営者であるあなたは、銀行に相談し、保証協会の緊急融資を受けることになるのだが、これはなんだか回りくどい。簡単にまとめると、どこから受ける?当たり前に銀行だ。

一般に、中小企業が銀行などの金融機関から融資を受けようした場合、その成長性や経営のリスクが大企業に比べて大きいため、融資をを受けることができなかったりする。更には調達できる融資額や融資における条件が殊更不利になったりすることが多かったりもするわけだ。それらを解消し、中小企業がスムーズに資金を調達できるよう、信用保証協会は中小企業からの委託に基づき、金融機関に対して信用保証を行ってくれるわけである。

この会社さんは大丈夫ですよと、間に入ってくれるわけだ。つまり、緊急融資もそうだが、中小企業の経営者にとって、この保証協会は銀行との間を取り持ってくれる仲人的役割をしてくれるところなのである。

協会の信用保証に基づき、銀行などの金融機関は中小企業に融資を行う。そして保証協会は信用保証の対価として、信用保証料を借り手であるあなたから得るのである。これら保証協会は各都道府県に基本的に一協会ずつ存在するので利用してみるのも手だろう。中々銀行から借り入れ出来ない人はチェックして見るといい。

そうした信用協会と銀行、そして企業側の関係が分かったところで緊急融資だが、中小企業が金融機関から借り入れる際、保証協会が保証人となり、返済できなければ協会が満額肩代わりする制度のことだった。全額国費の保証枠は三十兆円。金融機関には貸し倒れリスクがなく、融資しやすい形になっていたのである。無担保で最大八千万円まで借りられ、企業は融資額の0.8%を保証料として協会に支払った。悲しいことにこの制度、もう終わってしまっているものだが、今後また似たような救済制度がないとは限らないため、覚えておいて損はない。

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