お金の借り方のいろいろ!こんなものが担保になります

消費者金融が気軽なのは、無担保というところではないでしょうか。その分金利は高いというものの、手元に担保になるようなものがなくても、また保証人になってくれるような人がいなくても、審査さえ通っていればすぐにお金を借りることができるし、例え返済ができなくなっても少なくとも失う担保はないという気軽さと手軽さが、ここまで普及している一番の理由だと言えるでしょう。

しかし無担保のローンは小口の融資ですから、借りるにしても一度にせいぜい数十万円どまりのことが殆どです。もしもそれより大きい額のお金が必要になった場合は、やはり有担保の融資を受けることになります。さて、融資に使える担保には主にどんなものがあるのでしょうか。

よく見聞きするのは、不動産を担保にしてお金を借りるというものです。土地や土地つき建物を担保にしてお金を借りるのが一番多いのではないかと思います。自分が今現在住居としている建物を担保にしている場合も多いので、返済が困難になって自宅が差し押さえになり、他所へ引っ越すことになった人の話を耳にする事もあります。とはいっても、大きい融資を受けて事業を起こす際に、他に担保にする財産もなければ自宅を担保に入れるしかありません。自分や家族が住みながら担保としても役立って、このまま事業が順調で無事完済できさえするのであれば、とても便利な手段だと言えます。

この他にも、定期預金を担保にする場合もあります。これは総合口座の定期預金の残高を担保にすることで、普通口座が残高不足になったとき自動的に貸付する貸越契約というものではありません。そうではなくて、本当に定期預金口座そのものを担保にして融資を受けるというものです。主に事業主が、その定期預金口座の質権設定契約書を交わし、預金証書などを銀行側に差し出して融資を受けます。

しかし中にはこのような契約が実際にはなされていないにもかかわらず、事実上の担保として扱われていることがあります。この場合、融資取引のある事業主が定期預金の口座を解約しようとすると銀行側に引き止められて、自分のお金なのにもかかわらず自由に動かせなかったりするのです。銀行側としては、この定期預金があるから貸しているということなのでしょう。しかし会社にとっては、自己資金を了解なしに都合よく扱われているようで、不自由なだけでなく気分の悪いことです。なるべく融資を受けている銀行では勧められても定期預金は組まない方がいいかもしれません。

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